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耳鼻科用CT導入

  • 栗山耳鼻咽喉科医院
  • 2 日前
  • 読了時間: 3分

更新日:18 時間前

当院では従来、画像診断用にフィルム式レントゲン装置を用いておりましたが、稼働から少なくとも20年以上経過し現像機のメンテナンスも困難になったことから、この度最新式の耳鼻科用CTを導入いたしました。




耳鼻科用CTとは

従来のレントゲン(単純撮影)では2次元での撮影方式ですが、耳鼻科用CTでは3次元撮影となるため、得られる情報量がより多く精度の高い診断が可能となりました。



もちろん、不要なCT検査をする必要はありませんが、仕事で忙しい等なかなか病院を受診できない方で「より詳しい診察を受けたい」という場合もあろうかと思います。


これまでは近隣の病院へ紹介し、後日画像データをいただいてからでないと診断出来ませんでしたが、これからは検査当日に結果を説明することが可能となり、素早くその場でよりレベルの高い診療をご提供出来るようになりました。



耳鼻科用CTの利点

従来のCTとは異なり撮影範囲の狭い耳鼻科領域に特化しているため、副鼻腔疾患や中耳疾患のより精密な診断を行うことが出来ます。


◯ 検査時間が短い

当日撮影可能で、撮影時間は約1~2分です。検査結果もすぐに確認できるので治療方針の決定や治療の効果判定に有用です。


◯ 被ばく量が低い

被ばく線量も一般的なCTの1/8以下(例:東京~ニューヨーク飛行機往復と同程度)と低被ばくのため、安心して検査を受けられます。


◯ 検査費用が安い

検査費用は3割負担の場合、3390円となります。

(※診察料や処置代、薬代等が別途かかります。)



診断可能な疾患

1.副鼻腔炎

副鼻腔は、上顎洞、篩骨洞、前頭洞、蝶形骨洞の4つに分かれています。レントゲン撮影では上顎洞の炎症はある程度分かりますが、それ以外の部位はレントゲンでは見えにくく、判断しづらいことが多くあります。

CTでは全ての副鼻腔を細かく観察することができ、副鼻腔炎の範囲・程度の確認、治療の効果判定、手術適応の判定に有用です。

また、副鼻腔炎では真菌(カビ)や虫歯が原因となることがあります。真菌や虫歯が原因の場合は、通常の副鼻腔炎の治療をしていても改善しません。CTでそれらの特殊な副鼻腔炎も診断することができます。


2.鼻骨骨折、顔面骨骨折

外傷に伴う骨折の診断、手術適応の評価ができます。ただし、骨折の整復は行っておりませんので、手術適応がある方は近隣の病院へ紹介させていただきます。


3.中耳炎、伝音難聴

鼓膜の奥に中耳とよばれるスペースがあり、その中に耳小骨という骨があります。鼓膜でキャッチされた音はこの耳小骨を通って、内耳や神経へと伝わっていきます。耳小骨や中耳の病気が原因でおこる難聴を伝音難聴とよびます。

中耳は外からは見ることができませんので、原因不明の伝音難聴の診断にはCTが有用です。


4.唾石症

唾液腺(特にあごの下にある顎下腺)から口につながる、唾液を通す管に石ができる病気を唾石症といいます。石ができているかどうかは触って分かることもありますが、深い場所にある場合は触診では診断ができません。唾石はCTで白くはっきりと写るため、深い位置でも正確に診断することが可能です。





 
 

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